Kさぁん、絡んで、お手するにゃ
そんな本文が文頭を彩るスパムメールが、たまに届く。
もちろん、チャットのネタにした俺が悪いと言えば悪いのだけれど___

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俺「ゆうさーん・・・その悪かったです」
そんなネタしか搭載してないようなメールだったので、ゆうに見せてみると
メーターが振り切れる勢いで不機嫌になってしまって。
素直に何やってるんだ、とかもうちょっと思慮しなさい自分とか思っていると
液晶に文字が瞬きます。
ゆう「もうね~自分だめね~うざいって分かってるんだけどね~
Kさん優しいから誰かその辺の子にぽっと連れてかれちゃったらどうしようかとか
些細なことが気になってもう駄目だ~」
俺って割と信用されてるのか信用されてないのか。
少なくとも、誰にでも優しい訳じゃないこと覚えてて欲しいんだけれども。
後ね。俺。
俺「南海キャンディーズの山里さんとか並にモテ無いぞ」
※アンガールズよりも一般からの恋人募集数が少ないという戦歴を持つ男
ゆう「山里さんは・・・まぁ・・・あのレベルには全然足りないですよ」
やっぱり遠距離というのはこういうところで不安が出るのかな、と思うけど
俺、ぶっちゃけて言うとモテ無いです。
優しいって評価される人間がもてるわけ無いじゃない。
と、いうか。
俺「ぽっと連れてかれるって小さい子供か」
ゆう「あはは、だけどね。私ひねてるからさ」
俺「知ってます」
ゆう「ご存じでしたか。だから、私じゃなくても好きって言うんでしょみたいにね・・・
思っちゃうわけですよ」
俺「ゆう・・・それじゃ、薬指になにか付けといてにやにやしますか」
ゆう「いやー・・・指輪とか手袋とかむずむずしてつけれないんだよなぁー・・・」
俺「あんたは子犬か」
ゆう「うっさいよー。まぁ・・・だけど、指輪、はめれてないけど」
のんびりとした会話くらいの速度で続いていたチャットが、突然に止まります。
何かを言い出すのをためらうかのように。
ゆう「ちっ 画面に虫が」
俺のどきどきをかえせ。
俺「はいTAKE2ー」
ゆう「ごめんごめん。それじゃーいきまーす。
指輪、はめてられないけど、首に下げるならできるので欲しいなーと思いました!」
それじゃ、今度一緒に見に行きましょうか。
相場、知らないけど。
ゆう「あのでっかいあめが付いてる指輪でも良いですよ、百円の」
俺「べとべとのほこりまみれにしてながらつけてなさい」

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